校長のつれづれ日記
Episode 44 予餞会
立春が過ぎ暦のうえでは春を迎えましたが、まだまだ厳しい寒さが続いています。暖房の熱で溶けた屋根からさがるつららも長くなりました。
今回は、予餞会についてです。卒業する3年生2人のために予餞会が2月25日に行われました。在校生2名がどうしたら喜んでもらえるか。感謝の気持ちが伝わるかを1ヶ月以上前から考え、準備を重ねてきました。
生徒会長である野上くんの「今日は、卒業する2人のために準備をしてきました。楽しんでもらえればと思います。また、ちょっとだけ泣いて欲しいです。」という挨拶ではじまりました。簡単に予餞会の内容をお伝えします。
1 食事会
食事の内容は恒例のお好み焼き、そして3年生からのワッフルとフルーツポンチです。今年度は週2日、生徒と先生が一緒に給食を摂っていたので、3年生と一緒なのは、これで最後かと思うとなんだか感慨深いものがありました。
2 レクリエーション
天売高校名物の定番SHOW(先生と生徒が混じって5人くらいでグループを作り、お題に対してそれぞれの答えが一致した方が得点するというゲーム)やイントロ・ドン、お絵かき伝言などで、大いに盛り上がり、笑い声が絶えませんでした。
3 スライドショー・卒業生へのメッセージ
在校生が、3年生の入学からの様子をスライドショーにしました。そして、在校生、転出された先生方のメッセージが続き、思い出たっぷりの写真と心温まるメッセージに3年生の目には光るものがありました。
4 卒業生からのお礼
坂本くんは「生意気な後輩だったけど、小さい頃から一緒だった2人が大好きだった。2人と一緒に部活動に励んだり、宿泊研修や見学旅行に行けてよかった。2人は自慢できる後輩です。」と、こみ上げる涙を堪えながら話していました。
萬谷さんは「後輩の2人に何をしてあげられただろうかと考えています。今日、私たちのためにこのような会を準備してくれ、先輩として認めてくれていたんだと感じとても嬉しく思います。これからは新入生のために頑張ってください。」と、涙で声を詰まらせながら話していました。
最後に全員で学校祭の時に唄った思い出の曲である「遙か」を唄い、予餞会を終了しました。
2人の在校生が2人の卒業生を送る小さい学校の予餞会は、他の学校では経験できない心温まる素晴らしいものです。
つらら
在校生から贈る言葉
記念品贈呈
卒業生からお礼の言葉
記念撮影
おまけの独り言
「おまけの独り言44」
【おまけの独り言44】
○恩師
おまけの独り言40でも書いたように、高校時代ラグビー部に入り楕円のボールを追いかけていました。年明けに恩師である北島先生を囲みOB会が行われ、当時の懐かしい話に花が咲きました。辛かった芦別合宿やラストの次にオーラス(オールラスト)が控え延々と続いたランパス。先生と登った芦別岳などなど話は尽きませんでした。北島先生は、札幌の高校の校長先生を最後に退職され十数年、家庭菜園やランニングをして健康を維持しているそうでした。73歳になられましたが、毎日のように10㎞をランニングしており今年は札幌マラソン10㎞に出場すると意気込みを語っておられました。先生の常に前向きな元気溢れる姿を目の当たりにして、教え子である私たちの方も定年が近いといえどまだまだ頑張らねばと思わされました。北島先生に近づけるよう、もっと修行を積まなければと考えた一日でした。
今回もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】
先生のスピーチ