校長のつれづれ日記 Episode 33 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 33 60年目の天高

 3月も残り少なくなり、校長室から見える海も灰から藍へと色を変え春の訪れを教えてくれているかのようです。
 60年目の天高で生徒たちは、めざましい活躍を見せてくれました。天売学のスタート、定通体連で全員全道へ、天高初の全国大会出場、生徒生活体験発表大会で3年振りの全道大会へ、水産クラブ研究発表大会で2年振りの優良賞を獲得、天高祭の来場者が近年で最多、生徒の活躍が全国・全道・管内の新聞に大々的に掲載、創立60周年記念式典の挙行など、数え上げたらきりがありません。詳細は、以前にも書いたので省略させてもらいますが、嬉しいことがたくさんありました。そして、年度を締めくくる3月にまた嬉しいことがありました。それは、3月6日(金)に羽幌町立中央公民館で「羽幌町青少年文化賞スポーツ賞」「羽幌町文化協会賞」「羽幌町体育協会スポーツ賞」の顕彰式が行われ、その「青少年文化奨励賞」に水産クラブが、「青少年スポーツ奨励賞」に網野さんが選ばれたことです。水産クラブは、北海道高等学校水産クラブ研究発表大会において、2年振り5回目の優良賞を受賞したこと。また、漁業の活性・興隆を目的に地域住民や関係団体との連携を図りながら、調査研究に努め、郷土を愛する気持ちを涵養し、水産業の振興に貢献し多大な成果をあげていることを高く評価されての受賞となりました。網野さんは、第42回北海道高等学校定時制通信制卓球大会女子個人の部Bブロック第3位となり、全国高等学校定時制通信制体育大会第47回卓球女子個人の部に出場しベスト64という成績を残したこと。長年休止していた卓球部を再開させ3年間部長を務め技術を向上させたことやボランティア活動にも積極的に参加していることなどが高く評価されての受賞となりました。式の中、網野さんは羽幌町青少年文化賞スポーツ賞の受賞者を代表し謝辞を行いました。その堂々とした姿は非常に立派なものでした。今年度の締めくくりに相応しい嬉しい出来事でした。
 話は変わりますが、東日本大震災から4年が経過しました。依然として復興が進まない状況やまだ避難生活を余儀なくされている方の様子が伝えられています。震災が起こった時私は釧路におりましたが、震源から遠く離れた場所でも大きな揺れを感じ地震の凄さに驚いたこと、半年前に仕事で釜石を訪れていたこともあり、テレビに映し出される被害の大きさに愕然としたことを覚えています。地震発生直後に生徒の安全と校舎の破損を確認し関係方面から情報収集を行いました。津波の危険性がある国道が通行止めとなり公共交通機関もストップしたため生徒を待機させ回復を待ちました。全員を無事に保護者へ渡すことができたときには、時計の針は11時をまわっていました。また、受験関係で東北地方を訪れている生徒もおり、携帯電話が繋がらない中の安否確認を夜を徹して行ったことが思い出されます。あれから4年が経ちましたが、今も避難生活をしている方々、その困難に立ち向かい頑張っている方々がいることを見て、同じ海に囲まれて生活している者として、この震災の記憶を風化させず、常に災害に備えなければならないと強く思いました。
 3年生4名が卒業し全校生徒4名と少し寂しくなりましたが、平成27年度も「社会や地域の期待に応え、郷土に誇りを持ち、将来を担う人を育む」という教育目標の具現化に向け、より一層魅力ある学校づくりを進めて参りますのでよろしくお願い申し上げます。











表彰者一同.JPG表彰者一同
記念撮影.JPG記念撮影








おまけの独り言

「おまけの独り言33」

 【おまけの独り言33】
○ありがとう
 この春の人事異動で、天売高校を支えてくれた荒木教頭先生・野間先生・尾山先生・寒河江先生・土井先生の5名が転出することとなりました。
 教頭先生は、信頼される学校づくりのため、獅子奮迅の活躍をしてくれました。特に創立60周年記念式典では準備・当日の司会・式後の事務処理など本当に有り難うございました。定時制であるにもかかわらず朝早くからの勤務、年季の入った校舎の修繕、若い先生方の指導、そして地域に溶け込み、祭典やうに祭りをはじめとする地域の行事に率先して取り組む姿は、他の先生に天売の教師の在り方を示すものでした。
 野間先生と尾山先生は、平成24年から3年間お世話になりました。お二人ともスポーツ万能で地域の体育行事では企画運営の傍ら出場し、大活躍をしてくれました。野間先生は、貴重な他校での経験を授業への取組や生徒との関わり方を若い先生方に示してくれました。尾山先生は、時には悩み相談に乗るなど生徒たちの兄貴として親しまれていました。
 寒河江先生と土井先生は、今年1年間お世話になりました。寒河江先生は、家庭科の先生でありながら美術が得意で、60周年の時に校門のオロロン鳥の看板作成や生徒が制作した校舎のモザイク画の指導などを行ってもらいました。土井先生は、商業・社会の先生として生徒を指導する傍ら、情報処理の一部科目履修を持ち地域の方々に親しまれていました。
 5名の先生方には新任地でも、その実力を遺憾なく発揮され活躍してほしいと思います。
 教職員の半数が入れ替わり新年度を迎えることは不安ですが、残った私たち一人ひとりがよりパワフルとなり、61年目の天高をしっかりと盛り上げることがいままで頑張っていただいた先生方に恩返しする唯一の方法だと考えます。
 別れというものは本当に辛いことですが、出会いがあるから別れがあり、別れがあるからまた出会いがあると思い、また会えることを期待し、同じ時間を過ごせたことに感謝いたします。
 今年度もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】



異動する先生方.JPG異動する先生方
生徒と共に.JPG生徒と共に












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