前期終業式挨拶 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長「前期終業式挨拶」

 今年度も半年が過ぎ、秋の気配が感じられるようになってきました。

 天高祭は、「マキシマム ザ 天高祭」のテーマのもと最大限のおもてなしをして、皆さんに楽しんでもらうことができました。また、創立60周年の式典も多くの方々に祝福していただき無事に執り行うことがでしました。皆さんも準備から片付けまで本当にお疲れでした。

 今年は、台風の影響による大雨が各地で発生し、甚大な被害が出ています。私たちも今一度災害時の対応について確認しなければなりません。また、世界では、アメリカのシリア空爆が行われるなど情勢が不安定になっています。我々も社会問題に対し自分の考えをしっかりともたなければなりません。

 平成26年度前期終業式にあたり、皆さんに次のお話しをします。

 2・3年生には、始業式で「基礎基本を大切にして欲しい」という話をしました。大きな目標に向かうためには、基礎基本を大切にし、目の前にあるひとつひとつのことをクリアしなければなりません。つまり毎日の小さな積み重ねが大きな結果を生み出すと言うことです。4月からの半年間、皆さんはどう過ごしてきたでしょうか。


 3年生の高校生活は、あと半年、登校するのは後2ヶ月半くらいしかありません。今一度、この期間を社会に出る準備期間として有効に使えるよう考えてください。

 2年生は、3年生に変わってリーダーシップを発揮する時期になりました。期待しています。また、進路決定まで1年しかありません。明日と言わず今日から準備をしましょう。

 1年生には、入学式で「3年先の稽古」という話をしました。3年後の自分の姿を想像してください。どのようになっていたいですか。夢や希望を持たず、今日という日を過ごしていてはいけません。自分の未来像を描き、一歩ずつ近づくように今日を過ごしましょう。
 この学期間休業の間に、前期の自分を振り返り、そして評価・改善してみてください。

 最後に、上杉鷹山の言葉を紹介します。

「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

 この言葉は、人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。
結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだという意味です。

 私たちも視野を広く、視点を高くもち、夢を自分のものにできるよう努力していきりましょう。

 以上、挨拶とします。

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