校長のつれづれ日記 Episode 34 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 34 新たな出会いを……

 例年になく春の訪れが早く、4月のこの時期にして暖かく、ちらほら烏賊の姿が見られるようになってきました(しかし、寒の戻りもあって冷え込む日もありますが)。
 天売島に来て3度目の春を迎えました。今年度も、生徒や学校の様子、そして個人的に感じたことなどをつれづれなるままに綴っていきますので、よろしくお願いします。
 平成27年度、新入生のいない春を迎えた本校に、南富良野・函館・紋別・札幌・当別から荒波を乗り越え、熱い5人の先生が赴任してきました。着任式でのやる気に満ちあふれた挨拶は生徒たちのハートに火を付け、すでに学校中が熱気に包まれています(前から居た先生方もうかうかしていられません。私も含め頑張らねば……)。
 今年度から天売高校・羽幌町・天売島が一体となって島外からの積極的な生徒募集をスタートします。まずは、留萌管内の中学校に学校概要の説明訪問。そして札幌を始めとする道内主要都市の中学校をまわってパンフレット配付。さらに、もっと規模を拡大できればと考えています。とにかく日本一小さな学校である天売高校の存在と海鳥と人間が共生する貴重な島である天売島の素晴らしさを知ってもらいたい。キーワードは天売島で「働きながら学び、成長する経験を!」。
 この年度末・年度始の休業中に少人数で新入生のいない天売島の高校の存在意義とはいったい何だろうと考えました。そして辿り着いたのが、ここ天売島には他の地域では真似の出来ない地域と一体となって子どもたちを育てていく本物の教育があるということでした。私は、子どもたちを学校だけでなく地域が見守り育てられること。そして、働くということを通じて地域の構成者として成長させられること。いわゆる「自立貢献」できる一人前の大人に育てることができる教育が本物の教育であると考えます(様々な考え方があると思いますが、あくまでも私見ということで……)。ややもすると学校だけに比重が大きくなり、行動半径が狭くなってしまいがちですが、ここ天売島においては違います。生徒たちは、午後4時半に登校するまでは、ひとりの社会人として仕事をしています。職場や地域から信用を得て、一人前の大人として、その対価である給料を得ています。「この島で働きながら学び、成長していけること」これが天売島の高校の存在意義であると思います。天売島で2年間、働きながら学び成長していく生徒たちを目の当たりにして、いまこそこの素晴らしさを前面に打ち出して生徒募集をしていかなければならないと考えています。
 天売高校に、天売島に少しでも興味のある方は、是非、来島し島の様子・天売高校の様子を見てください。必ず、ここで学びたくなるはずです。
 平成27年度、新入生はいませんが着任者5名と出会い、より一層パワフルになりました。「天売でしかできない教育の実践と郷土愛にあふれる人材育成」をスローガンに水産実習、土曜授業「天売学」など特色ある教育活動の充実に努めます。さらには、新たな出会いを求め、生徒募集活動を進めてまいりますので、皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。














石川・富樫先生着任.JPG石川先生・富樫先生
久保田・中村先生着任.JPG久保田先生・中村先生
永田教頭先生着任.JPG永田先生
校舎.JPG校舎








おまけの独り言

「おまけの独り言34」

 【おまけの独り言34】
○頑張れよ!
 この春に卒業した4名が島を離れていきました。
 卒業しても毎日のように学校に顔を出し、いつものようにバスケットをしていた野間君は3月28日に。自動車学校に通っていた野上君は、自動車免許取得後2日間だけ島に戻り3月30日に。網野さんと三浦さんは、ちびっこランドでの仕事を終え、4月3日に、それぞれ離島しました。フェリー乗り場には、ちびっこから大人まで多くの人たちが見送りに来てくれていました。如何に4人が愛されていたかということを今更ながら思い知らされました。
 毎日、笑顔を見せてくれた、学校行事を引っ張ってくれた、60周年の節目にふさわしい大活躍をしてくれた4人が島を離れてしまうのは非常に寂しいですが、4人には札幌での新生活を思いっきり楽しんでもらいたいと思います。
 たくみ、けんご、あみちゃん、みみちゃん
 しっかり勉強して、さらに成長した姿を見せてくれよ!
 今回もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】




拓海離島.JPG拓海
謙吾離島.JPG謙伍
W美咲離島.JPGW美咲












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