校長のつれづれ日記 Episode 4 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 4 応援に感謝

 5月も中旬を過ぎ、少しずつではありますが初夏の陽気を感じられるようになってきました。住宅の周りの草花も伸びて青々としています。
 今回は、本校の部活動についてです。本校には、卓球部とバドミントン部の2つの部活動があります。卓球部は2名(1年女子1名、2年女子1名)、バドミントン部には4名(1年男子1名、2年男子2名、2年女子1名)が所属しています。定時制の部活動は授業の終わりが遅くなるため、普段はあまり練習することが出来ないのだろうと思っていたら、本校はちょっと(いや、かなり)違いました。ほぼ毎日、授業終了後の21時過ぎから1時間から1時間半程度練習をしています。次の日も朝から仕事があるため、短時間で効率よく練習できるようメニューを工夫し、行っています。体育と同様、もちろん先生方も一緒に活動しています。時には、小中学校の先生や地域の方々も手伝いに来てくれています。本当にありがたいことです。
 5月には、全日制の高校の高体連と同様に定通体連の地区大会が開催されます。この大会は、定時制と通信制で学ぶ生徒たちが参加する大会です。本校は空知支部に所属しており、今年度は、滝川高校を会場に大会が行われました(各地の定時制が徐々に閉科されており、そのため本校は羽幌町にありますが空知支部に所属しています)。地区大会には、滝川高校、岩見沢東高校、クラーク国際高校、星槎国際高校、そして天売高校の5校が参加し、男女バドミントンと男女卓球(今年度はバスケットボールのエントリーはなかったそうです)の競技が行われました。どの試合も白熱し、選手たちの熱い眼差しと、ほとばしる汗で会場は熱気に包まれていました。応援する私の手にも思わず力が入りました。大会結果は、男子バドミントンで優勝・準優勝・4位、女子バドミントンで優勝、女子卓球で優勝・3位と、出場したすべての種目で優勝することが出来ました。毎日の練習の成果が出て、こんなに嬉しいことはありません。ただ、もっと嬉しかったことは、忙しい中、多くの方が応援に駆けつけてくれたことです。しかも、本校から転出された先生方は、「天売高校」とプリントされたウインドブレーカーを着ての応援でした。また、偶然にも今回当番校でお世話になった滝川高校の校長先生は、本校の教頭先生をされていた方で、本校生徒の活躍を自校のことのように喜び、一緒に応援をしていただきました。本当にありがとうございます。
 今回、定通体連地区大会で生徒たちが残した結果は、本当にこの素晴らしいものです。しかし、その結果は先生方の熱心な指導と多くの方々の応援があるからこそであると感じています。生徒たちには、6月15日(土)・16日(日)の両日に胆振で開催される全道大会においても、さらに皆さんに援して貰えるよう日々努力を重ね行って欲しい。さらに、その力を発揮し全国への道を切り開いて欲しいと思います。
 忙しい中、夜遅いのにも関わらず、練習に参加していただいた地域の方々、遠くから応援に駆けつけてくれた方々に心から感謝いたします。

IMG_9475.JPG支部大会(バドミントン)IMG_9505.JPG支部大会(卓球)IMG_9452.JPG支部大会(バドミントン)IMG_9516.JPG表彰式IMG_9547.JPG集合写真

おまけの独り言

305.JPGケイマフリの飛来天売島_0083-2.jpgゴマフアザラシの群れ 「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」
 先日、以前勤務した学校の同僚が、はるばる訪ねてきてくれました。しかも日帰りで。本当にありがたいことです。そこで、その彼とともに6月から営業を始めた観光船に乗り、島を一周してきました。船は天売港を出航し、左手に島を眺めながらゆっくりと航行。観音岬展望台や海鳥観察舎のところでは、ウミネコやウミウなどを観察しました。途中、何度かケイマフリの写真も撮ることができました。赤岩展望台に近づくと崖にはオオセグロカモメ、岩礁にはゴマフアザラシがいました。しかし、今回も、オロロン鳥(ウミガラス)を見ることができませんでした。新聞に、今年は前年度よりも多く、35羽が確認されていると載っていたので期待していたのですが、残念でした(案内をしてくれた観光船の船長さん、そしてガイドのお兄ちゃんありがとうございました)。その後、海の宇宙館を見学し、昼食を摂り、赤岩など先ほど海から見た景色を車で巡り、一周しました。あっという間に帰りの船の時間がきて、彼は高速船で戻っていきました(焼尻も観光してから帰る予定だそうです)。5年ぶりにあった彼は、以前と変わらず何事にも前向きで、やる気に満ち溢れていました。私も、刺激を受け、さらに頑張ろうという気持ちが湧いてきました。
 次こそは、オロロン鳥(ウミガラス)を発見した報告をしたいと思います。では、今回もたわいのない独り言にお付き合いいただきありがとうございました。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】

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