校長のつれづれ日記 Episode 30 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 30 新たなステージへ 気持ちも新たに

 干支が午から羊へ、新たな年となり天売高校も創立61年目を迎えることとなりました。今冬は昨年に比べ降雪が少なく雪かきで楽をさせてもらっています。ただ、学校では例年どおり冬休み明けの1月19日に、職員で屋根の雪下ろしをしました。年季の入った木造校舎も喜んでいたようです。
 平成26年度は、創立60周年に合わせ「天売でしかできない教育の実践と郷土愛にあふれる人材育成」を合言葉に、地域の学校として、より郷土に根ざした教育活動を実施すべく土曜授業として郷土学習「天売学」を新たに設置しました。天売島の歴史・文化・産業・自然等について学ぶことにより、自分たちが生まれ育った郷土を知り、郷土を愛する心の育成を目指すこの授業を通じ、地域との連携強化、地域の人材・施設等の活用を図ることができました。郷土学習「天売学」は、開校から実施してきた水産実習とともに本校を代表する特色ある教育活動となりました。また、この天売学の活動報告をWebページに掲載するに当たり、羽幌町に本社のある沿岸バス株式会社のご厚意で「萌えっ子キャラクター」を使用させていただいています。本当に有り難うございます。夜間定時制高校での土曜授業の実施は、厳しい挑戦(無謀?)と思われましたが、保護者・同窓生・地域の方々の講師として受講者としての協力(学校開放講座としても実施しています)を得て、私の予想を超える素晴らしい成果をあげることができました。次年度、反省を踏まえより一層素晴らしい授業となるよう漸進していきます。
 創立60周年。この節目の年に、諸先輩方の築いた伝統を発展させ生徒たちは素晴らしい活躍をしました(Episode 29)。先日「常若」精神に触れる機会があり、良き伝統を引継ぎ、新しい社会を作ることの大切さを実感しました。還暦を迎えた本校も同様に新たな校風を作るべく次の段階に立たなければなりません。しかし、島内にはこの春に入学する中学3年生がおらず、3年生4人が卒業し、伝統を引き継ぎ新しい風を吹かせる仲間に加わる新入生がいない状況は非常に寂しいことです。以前から島の少子高齢化に伴う児童・生徒数の減少に対し、存続の危機が叫ばれており、昨年も管内の中学校で説明会を実施しましたが、現在のところ希望者はおりません。
 このような状況の中、天売高校を新しいステージへ向かわせる動きが起こっています。1月8日の毎日新聞や15日の北海道新聞ですでにご覧になった方も多いと思いますが、羽幌町では平成27年度から本校の生徒確保・存続に向け島外での生徒募集を本格的に開始します。昨年9月、羽幌町教育委員会が島内の全世帯を対象に天売高校の存続に関するアンケート調査を実施しました。回答した90世帯のうち9割以上が「島の活性化に繋がる」などの理由から存続を希望しており、さらに下宿や仕事の提供についても可能であるという方も出てきました。この結果を受け学校は町教委・島民の方々と今まで以上に連携し生徒募集を行うため4月以降のPR方法などについて検討を進めています。平成27年度は、留萌管内、そして札幌をはじめとする道内の中学校へのPRを実施します。そのために必要な学校案内やポスターも刷新する予定です。また、羽幌町では、天売高校の生徒募集を主な業務とする「地域おこし協力隊員」(※1)を募っています。高校の生徒募集に特化した協力隊員は非常に珍しく、注目を集めています。
 61年目を迎える今年は、地域に根ざした教育に今まで以上に力を入れ、新しい風を吹かせ地域の方々に応援される学校を目指し取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
 ※1「地域おこし協力隊」
   2001年に始まった総務省の事業で、地方自治体が都市部
 の人材を隊員として採用し、国は自治体に特別交付税を配分す
 る。協力隊員は、農業支援や広報、観光振興などの業務を行っ
 ている。












天売学.JPG天売学
学校案内.jpg学校案内
地域おこし隊天売高PR.jpg地域おこし隊天売高PRへ






おまけの独り言

「おまけの独り言30」

【おまけの独り言30】
○お伊勢参り
 お伊勢参りに行ってきました。以前から計画しては中止を繰り返していましたが、一念発起してもう一度計画を立ててみました。出発前日は、低気圧による悪天候のため欠航が相次いでおり心配されましたが、当日は朝から運航しておりホッとしていました。13時45分の出発時間を目指し、会議終了後、急いで札幌駅に行き12時前の快速エアポートに乗りました。空港に着き、昼食をゆっくりとることができると思っていたら、アクシデントが発生してしまいました。暴風雪でビニールが送電線(?)に巻き付き、その処理を行うため電車が停車、処理が終わるのを待ち、空港についたときはなんと出発5分前になっていました。ほぼ諦めていましたが、ひょっとしての思いだけでカウンターに走っていくと、なんと機材到着遅れのため乗れることが分かりました。今回は呼ばれているなと勝手に考えながら東京へ向かうことができました。東京での用を済ませ、夜行バスで伊勢に向かいました。朝7時半過ぎに外宮のある伊勢市駅前に着きました。まだ空気もひんやりとしており目が一気に覚めました。荷物を預け外宮参道を通りお参りへ。
「外宮」
 まずは、表参道火除橋。堀川に架かるこの小さな橋を渡ると神域に入ります。そう思うだけで気持が引き締まりました。手水舎で心と体の穢れを祓い、木々に囲まれた表参道を歩き、第一鳥居、第二鳥居をくぐり正宮へ向かいました。豊受大御神へお参りし感謝の気持ちを捧げることがました。やっと参拝できたからか、お参りしていくうちに何とも言い表せない不思議な気持ちになり、目頭が熱くなってきました。その後、豊受大御神荒御魂を祀る多賀宮、地主神を祀る土宮、雨と風の順調を祈る風宮をお参りし、神楽殿でお守りを授かりました。そして裏参道を歩き神馬を飼育する建物である御厩をまわって北御門口火除橋を渡り外宮を後にし、内宮行きのバスに乗車しました。
 内宮とおはらい町について次の号でお伝えします。
 今年も生徒の活躍、学校の取組、天売島の様子等をお伝えしますので、たわいのない独り言にお付き合いいただきますよう、宜しくお願いします。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】


外宮参道の提灯.JPG外宮参道の提灯
外宮の説明.JPG外宮の説明
手水舎.JPG手水舎
正宮.JPG正宮








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