校長のつれづれ日記 Episode 15 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 15 還暦の年……気持ちも新たに

 干支が巳から午へ、新たな年になり天売高校も還暦の年(創立60周年)を迎えることとなりました。今冬は10年に一度の大寒波に見舞われ、ここ天売にも厳しい寒さと降雪がもたらされ、木造の校舎も半分雪に埋まっています(校舎は、私とほぼ同い年ですのでまだ還暦ではありません)。年末年始に離島・帰島するとき、それぞれ3日ずつフェリーが欠航し、島の冬の厳しさを改めて感じました。
 海鳥の楽園と言われる天売島に赴任してから9ヶ月余り。その間、オロロン鳥やウトウなど百万羽ともいわれる海鳥たちが島を埋め尽くすその壮大さに感動し、そして断崖の巣で懸命に子育てを行うその姿に生命の力強さを感じました。また、本校の特色ある教育活動のひとつである水産の授業において、天売の海の恵みである鰈、蛸、海胆、鮭を燻製や缶詰する実習を通じ、命を頂くことの有り難さを改めて実感することができました。海鳥たちも魚たちもこの厳しい冬の間、激しい波と風雪に耐え春の訪れを心待ちにしているのだと思います。この厳しさに耐えたからこそ春に見る海鳥の姿は素晴らしく、私たちに感動を与えてくれるのだと感じます。この日本海に浮かぶ小さな島だから感じることのできるこの季節の厳しさに身を置けることに感謝し、開校当時の地域の方々の思いを受け継ぎ、そして気持ちも新たに「天売でしかできない教育の実践と島内外で活躍できる人材育成」をスローガンに、創立60周年を迎える天売高校の教育活動に邁進して参りますので宜しくお願いします。
 さて、冬季休業前に生徒たちに、5年後、10年後の自分、さらにもう少し先の20年後の自分がどのようになっていたいか考えて欲しいとお願いしました。何処にいて、どのような仕事して……。これは、21世紀の日本を、北海道の未来を担う人材となる生徒たちに働くということが、いかに世の中の役に立つのか、その対価として信用ととともにお金を頂くのだということを理解してもらい、「自立貢献」を目指し、天売高校での生活をして欲しいという意味だと話をしました。その壮大な姿を見せてくれる海鳥や私たちに命の尊さを実感させてくれる魚たちと同様に、私たちも辛く厳しい時(冬)に耐えなければ、歓びの春は迎えることはできません。自ら考えた5年後、10年後の姿には近づくために、「今ここで頑張らずに いつ頑張る」の精神で高校時代にしっかりと自分と向き合って欲しいと考えています。本校の生徒は、もちろん冬季休業中も仕事をしながら、進学講習や資格取得講習にも積極的に取り組んでいました。また、冬季休業明けの集会で生徒代表として挨拶した野上君は「今日からまた授業と仕事両方を頑張っていきましょう」と本校ならではの心構えを話していました。
 話は変わりますが、冬季休業明け初日の1月20日(月)は、校舎の屋根の雪下ろしと周辺の除雪を行いました。本校はかなり年季の入った木造校舎のため、民家と同様屋根の雪下ろしを行わなければなりません。先生方は、慣れた手つきで屋根に積もった厚さ50センチ以上の雪を下ろし、窓を覆う雪を取り除いて登校する生徒を出迎えていました。

P1020577.JPG長期休みの前後に欠航がP1020575.JPG進学講習(数学)P1020576.JPG簿記検定講習P1020570.JPG休み明け校舎全景P1020573.JPG校舎裏まで積雪が

おまけの独り言

年末年始は、あまちゃん三昧!

 昨年の流行語は、「今でしょ」「倍返し」「おもてなし」「じぇじぇじぇ」でした。中でも「じぇじぇじぇ」の流行語を作ったNHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」は、非常に高い視聴率だったことや、多くの視聴者を惹きつけ社会現象になっていることは知っていましたが、なかなかドラマを見る機会がありませんでした。荒天でフェリーが欠航した12月29日(日)、朝何気なくNHKにチャンネルを合わせると「あまちゃんまつり」(総集編)をやっていました。その日は約10時間あまちゃんを見続け、太巻きならぬ遅まきながらすっかりファンになってしまいました。そして、大晦日に紅白歌合戦であまちゃんコーナーを見て喜んでいると、息子も大ファンだとわかり、年明けはDVDを借りてあまちゃん三昧の毎日を過ごしました。

おたまさんって?

1389749158795.jpg お正月に自宅に戻ったときに娘が持っていたのがおたまさん。何とも不思議で、かわいらしいクレイ小物。聞いてみると、どうやら札幌を中心に女の子たちの間で流行っているらしい。クレイ・陶磁器小物のnicoriというところで作っているそうだ。他にもいろいろな小物がありそうです。
 今年も生徒の活躍、学校の取組、天売島の様子等をお伝えしますので、たわいのない独り言にお付き合いいただきますよう、宜しくお願いします。


【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】


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田尻勝敏校長のコラム

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