校長のつれづれ日記 Episode 31 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 31 年度末に向けて

 暦のうえでは春を迎えましたが、まだまだ寒さが厳しい日が続いています。また、海も荒れることが多くフェリーの欠航が相次いでいます。
 年が明けると学校は年度末業務へ入ります。まずは「学校評価」の実施です。一年間の教育活動を振り返り、年度当初に設定した目標に対しての達成状況を把握・整理し、取組の適切さを検証し、学校運営の改善を図ります。教職員・生徒・保護者・一部科目履修生・地域住民へのアンケートを実施し、作成した自己評価を学校関係者委員会の5名の方に評価をいただきます。小さな高校・小さな島ですのでアンケートの数は少ないですが、この学校評価を通じ地域の方々の視点で捉えた声を参考に、進んでいく方向を修正しています。中には厳しい意見もありますが、そういう声こそ生徒のため学校のためのものと考え、改善を図り信頼される開かれた学校づくりを行っています。
 次に一年間の教育活動をまとめ記録する「実践の記録」も年明けから編集作業に入ります。この中には、地域の学校としての活動である「一部科目履修制」・「学校開放講座」、生徒の活動である「水産クラブ研究発表」・「生活体験発表」・「生徒会活動」、特色ある教育活動である「水産実習」・「天売学」、その他「校内研修」・「学校評価」などを掲載しています。
 また、シラバスも次年度に向け作成を始めます。生徒に配付するシラバスには、「シラバスとは授業の年間学習案内です。何を、何のために、いつ、どう学び、どのように評価されるのかを説明するためのもの」と書かれています。生徒が使えるシラバス、教員が拠り所にすることができるシラバス、保護者が安心できるシラバスを作ることを目指しています。次年度に向け昨年に引き続き観点別評価にウェイトを置き改訂している最中です。まだまだ改善すべき点が多いですが、少しずつ前進をして行ければと思います。
 さらに、学校内の文書や資料の整理も行っています。今年は、2月を「整理整頓強化月間」とし、整理・廃棄を進めています。何年も手付かずであったロッカーの中が整理されスッキリとしてきています。(昨年の夏に書庫に詰め込まれていた過去の資料を整理し、廃棄するものを全てシュレッダーにかけてもらいました。担当した事務生の方にはかなり負担をかけてしまいました。)
 年度末業務に入ったのは教職員だけではなく生徒もです。生徒は一年間の生徒会行事や部活動などの記録・感想、卒業生へのメッセージ、卒業生からのメッセージなどを集録した生徒会誌『とわ』(フルカラー、写真満載)の編集・印刷・帳合作業を行っています(製本は羽幌の中央印刷さんにお願いしています)。また、2月の下旬に行う「予餞会」の準備を授業の前と終わりの時間を使って進めています。手作りの心温まる予餞会になることは間違いありません。今から楽しみです。
 昨年のこの時期のコラムに、「卒業生がいないためなんだか不思議な感じがする」と書きましたが、今年は会議に卒業証書授与式の計画が出される、卒業認定会議がある、予餞会がある、式の予行がある、と通常どおり進んでいます。ただ、入試の準備はしていますが、いまだに入学を希望する生徒がいません。このままだと別れだけで出会いがない春を迎えることになりそうです。(希望する方は、是非連絡をください。)
話は変わりますが、鈴木先生と土井先生が、今年も生徒に素敵なプレゼントをしてくれました。バレンタインデーに合わせ雪の上にハートを描きアイスキャンドルで囲み、生徒の登校を温かいものにしてくれました。さらに今年は、アナ雪のオラフや妖怪ウォッチのジバニャンの雪像も制作してくれました。寒い冬、生徒の心を温かくするちょっとした心遣いが嬉しく感じました。










学校評価.jpg学校評価
実践の記録.jpg実践の記録
シラバス.jpgシラバス
とわ.jpgとわ
アイスキャンドル.JPGアイスキャンドル
雪像.jpg雪像
土井先生.JPG土井先生



おまけの独り言

「おまけの独り言31」

【おまけの独り言31】
○お伊勢参り2
「内宮」
 いよいよ天照大御神を祀る内宮を参拝します。五十鈴川に架かる長さ100mの宇治橋を渡り神域へ。内宮では外宮と反対で右側通行です(これは手水舎が右にあるか左にあるかで決まっているようです)。手水舎を過ぎ、第一鳥居をくぐると御手洗場があり、ここで心身を清めました(中には装飾品やお金を清めている人もいました)。そして、神宮杉が続く参道を進み、天照大御神を祀られている正宮へ。日ごろの感謝を込めて、しっかりとお参りさせていただきました。新しい社殿には、精新な雰囲気が漂い身が引き締まる思いがしました。その後、風日宮祈宮、瀧祭神、荒祭宮をお参りし、神楽殿で木守を授かりました。参集殿でお茶をいただき一息ついて宇治橋へ。宇治橋を渡り、お礼をし内宮を後にしました。
「おはらい町・おかげ横丁」
 お伊勢参りの最後は、もちろんおはらい町・おかげ横丁。まずは、おかげ横丁のふくすけで「伊勢うどん」をいただきました。やわらかい太麺とたまり醤油を使った濃厚なタレが絶品!次は、ガイドブックに行列に並んでも食べる勝ちあり!と書かれた豚捨の「コロッケ」を立ち食い。この雰囲気の中で食べるコロッケは最高です。ちょっとお腹も苦しくなってきましたが、せっかくなので最後に「赤福ぜんざい」を美味しくいただきました。その後、伊勢醤油・伊勢うどん・赤福などをお土産に購入し、伊勢市駅へ向かいました。
 今回、夜行バスでの強行日程でしたが念願のお伊勢参りの行くことができ、新たな発見がたくさんありました。特に「常若」の精神に触れることができたことは大きな財産となりました。
 今回もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】


内宮.JPG内宮
五十鈴川.JPG五十鈴川
正宮.JPG正宮
伊勢うどん.JPG伊勢うどん
豚捨コロッケ.jpgコロッケ
赤福ぜんざい.jpg赤福ぜんざい








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