校長のつれづれ日記 Episode 24 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 24 有言実行! 卓球全国大会

 8月も下旬に入り、学校も始まり生徒たちは明るい笑顔で登校しています。「天高生の夏休みは休みにあらず」というように、夏休み明けのぐったりとした様子は見られません.。学校にも観光やお盆で帰省された方々が、たくさん訪れています。
 今回は、Episode21で書いた網野さんの卓球全国大会の様子についてです。天売高校初の全国大会出場を決めた網野さん、顧問の尾山先生とともに7月23日(水)羽幌町役場を訪れ、舟橋町長、山口教育長に出発の挨拶をしてきました。網野さんは「天売高校、北海道の代表として応援してくださる地域のみなさんのために2つは勝ち上がれるよう頑張りたい」と健闘を誓いました。
 網野さんは、小学生の時から卓球を始め、中学・高校と部活動に入り練習に励んできました。離島という環境で、練習相手には恵まれませんでしたが、顧問の先生が一生懸命に卓球を勉強し練習メニューを組んだり、多くの島の人たちが練習に参加し支えてくれたりしたお陰で、卓球を続けてくることができました。1年生の時から地区大会では、優勝し全道大会へ出場していましたが、あと一歩のところで全国大会の壁に阻まれていました。今回、3年生の最後でチャンスを掴み取り、全国大会の切符を手にすることができました。島の人たちは、まるで自分のことのように喜んでくれていました。
 さて、全国定時制通信制体育大会は、8月5~7日の3日間、東京は駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われました。卓球女子個人には全国から総勢190名が出場し、頂点を目指し、熱戦を繰り広げました。網野さんの1回戦は、石川県の代表との試合でしたが、危なげない試合運びで3-0のストレートで2回戦へ駒を進めました。2回戦の鳥取県の代表との試合は、相手選手の丁寧な試合運びと網野さんのスマッシュがなかなか決まらなかったため0-2と崖っぷちまで追い込まれてしまいました。ここから逆襲が始まりました。顧問の指示を受け、無理に打ちに出ず我慢に我慢を重ね、相手を揺さぶり、徐々に自分のペースに持ち込んでいきました。第3ゲームのジュースをものにしたことでリズムに乗ることができ、大逆転で2回戦を突破しました。町長訪問で本人が言った2勝をすることができました。まさに有言実行。初の全国大会で今まで支えてくた人たちへの恩返しができたのではないでしょうか。応援に島から駆けつけたお父さんや顧問の先生、そして東京にいるお兄さんも涙を流し喜んでいました。最後の1点を取り、挨拶を終えベンチに戻った瞬間の網野さんの眼から溢れ出た涙は忘れることができません。翌日の3回戦は、思うように試合を作れず惜しくも敗れてしまいました。
 全国大会は、ベスト64という立派な成績で終了することができました。この成績は、本当に素晴らしいものです。この大会を通じ、プレッシャーのかかる中で自分の目標とする2勝をあげることができたことは、これから社会に出て行ったときの大きな自信となる筈です。また、同じ北海道代表の選手との友情も大切な財産として持ち帰ってきたようです。天売高校初の全国大会出場、そしてこの2勝は、網野さんだけでなく島の人たち皆さんが勝ち取ったものです。忙しい中、練習に参加し指導していただいた方々、大会出場に際し過分なるお言葉をいただいた方々に改めてお礼を申し上げます。

【天売高校を振り返る】~page7 開校40年まで~
 昭和60年:本校で開催された生活体験発表大会で2年生の竹
       内君が管内で優勝、全道で三位に入賞する。水産
       実習には、ホタテくんせい油づけ缶やサンマ・ガ
       ヤ味付缶などが見られる。
       白畑・中畑教諭着任。
 昭和61年:5月、横道知事がふるさと訪問で来島し実習室の
       施設を視察される。水産実習には、ヒル貝缶、タ
       コギル味付缶、そしてミカンシラップづけ缶など
       が見られる。
       長尾教頭、東洋・森教諭着任。
 昭和62年:7月、HBCがトド缶の実習の様子を取材に来校
       する。
       平緒校長、銘形・吉岡教諭着任。


 昭和63年:6月、本校を会場に定体連バドミントン大会が開
       催された。
       阿部教頭、細野・赤塚・天野教諭着任。
 平成 元年:兼頭校長(病気のため4/6から休職)、藤枝校長、
       浅野・大橋教諭着任。
 平成 2年:小越教頭、汐川・布施教諭着任。
 平成 3年:入学生3名(男子1名、女子2名)、全員成人。
       柳田校長、井上・畑山・長澤教諭着任。
 平成 4年:水産クラブ研究発表大会が、地震の影響で厚岸水
       産高校から南茅部高校へ変更し開催された。
       川下・富田教諭着任。
 平成 5年:河原教頭、熊谷・穂積教諭着任。
 平成 6年:9月、創立40周年記念式典挙行。
       伊林校長、石田・千葉教諭着任。
 昭和62年に焼尻島に見ることができるマクドナルド上陸記念トーテムポールが設置されました。平成2年に天売・焼尻が暑寒別天売焼尻国定公園に指定され、平成3年にフェリー「おろろん」、高速船「さんらいなぁ」が就航、そしてオロロン鳥の鳴き声拡声器・デコイが設置されました。世界では、東西ドイツの統一、ソビエト連邦が解体するなど激動の時代に突入しました。




開会式.JPG開会式
試合の様子1.JPG試合の様子1
試合の様子2.JPG試合の様子2
試合の様子3.JPG試合の様子3
監督の指示.JPG監督の指示




応援団とともに.JPG応援団とともに























3人の社会人高校生.jpg3人の社会人高校生
記念祝賀会舞踊.jpg記念祝賀会舞踏

おまけの独り言

「おまけの独り言24」

 この夏休み、30年振りに大学の先輩と会うために静岡県三島に行ってきました。東京からこだまに乗り1時間ほどで到着。到着後、出迎えてくれた先輩と本場の鰻重を味わい、その後、国道1号線を走り、伊豆は湯ヶ島の温泉へ行きゆったりとさせてもらいました。夜は、先輩の家に泊めてもらい、手作りの心太などをご馳走になりました。翌日は、柿田川公園を訪れました。柿田川は、狩野川水系の一級河川である清流として有名で、名水百選にも選ばれる清流です。ここの湧き水を飲みましたが、さすが富士山麓の街です。水もとってもまろやかで美味しかったです。そして、静岡名産の本わさびなどの沢山のお土産をいただき、帰途につきました。大変お世話になり、ありがとうございました。美味しい鰻、隠れ家のような温泉、北海道にはない暑くて寝苦しい夜、美味しい水、美しい富士山の姿に感動し、心温まるおもてなしに感激した旅でした。次は、ぜひ世界文化遺産の富士山に登りたいと思います。
 小さな島の学校は、今年60周年を迎えます。9月の下旬に行う記念式典まであと1ヶ月余り、中旬にある天高祭(学校祭)と並行して準備を進めています。この1ヶ月は、忙しいけれど充実したものとなることでしょう。
 9月からは、フェリーが1日2便になりますが、ぜひ13・14日の天高祭を見に来てください。また、いつでも学校生活を体験に来てください。お待ちしております。

 今回もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。

【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】






本場の鰻重.jpg本場の鰻重



柿田川の湧水.jpg柿田川の湧水





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