後期終業式挨拶 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長「後期終業式挨拶」

 例年になく降雪の少ない冬も足早に去り、春の訪れを告げる木々の芽吹きが感じられるようになりました。
 平成26年度は、4月に2名の新入生を迎え、数年ぶりに全学年が揃い様々な行事においてたくさんの感動がありました。少し振り返ってみたいと思います。
新しく始めた土曜授業「天売学」…郷土を知り、郷土を愛する心はより強くなったでしょうか。
 全員が全道大会へ進出した定通体連…普段の練習の成果が現れたものであると思いますので、次年度の大会へ向け毎日の練習を大切にしていきましょう。
 機械の故障にも負けず頑張ったウニ缶づくり。想定外の状況が起こったときに臨機応変に対応した皆さんの力に驚かされました。
 好天に恵まれた炊事遠足…念願の海水浴も実施できて本当に良かったですね。
 大成功だった秋の祭典「天高祭」…何度も衝突しながらも良いものを追い求めたからこそ多くの来場者が感動してくれたのだと思います。
 皆さんの素晴らしさが再認識された創立60周年記念式典…モザイク画の作成や天売太鼓の披露、記念講演の進行など天高生の良さを見てもらうことができました。
 3年振りに全道大会へ進出した生徒生活体験発表大会…天売で働きながら学び成長していく姿を多くの聴衆に聞いてもらうことができました。
 2年振りに優良賞を獲得した水産クラブ研究発表大会…8人の研究成果も2年生のプレゼンテーションも素晴らしいものでした。
 そして、心温まる卒業式…本当に素晴らしい式でした。

 また、今年、皆さんには全校集会を通じて

4月の始業式には、「基本を大切にして欲しい」ということについて
夏休み前には、「何かを手に入れたいならまずは自分を磨かなければならない」というゲーテの言葉を
前期終業式には、「なせば成る 為さねばならぬ何事も 成らぬは人の為さぬなけり」という上杉鷹山の言葉を
後期始業式には、報徳思想を唱えて農村復興政策を指導した二宮尊徳の言葉を
冬休み前には、お金を稼ぐこと、信用を得ること、社会に貢献することについて
冬休み明けには、「その一言で」というお話をしてきました。

少しでも皆さんが道を選択するときの役に立てばと思います。

 今日は、平成26年度終業式にあたり、「感受性を高める」という話をします。
 私たちが何気なく過ごしている毎日にも、小さな変化がたくさんあります。自分の周りにあるものを注意深く見れば、今まで気づかずに見過ごしていた日常の小さな変化の中から小さな発見をすることができるはずです。そうすれば、毎日見ている風景も違ったものになるでしょう。感受性を高め自分たちが居るこの場所をより良いものに創り上げていって欲しい。また、ちょっとした空時間を利用して本を読んでください。自分とは違う考えや表現方法にふれることであなたの感受性を高めることができます。

 さあ、今日の終業式を次年度へ向けてのスタートとして歩み出しましょう。そして、素晴らしい高校生活を創り上げるために先生方と一丸となって頑張っていきましょう。

以上、平成26年度終業式のお話とします。

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