校長のつれづれ日記 Episode 18 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長のつれづれ日記

Episode 18 60年目の出会い

 例年になく残っていた路肩の雪も4月に入り徐々に溶け、暖かく穏やかな日が多くなってきました。海鳥や野鳥たちも天売に戻ってきているようなので、早くその姿を見たいと思います。今年も、生徒や学校の様子、そして個人的に感じたことなどをつれづれなるままに綴っていきますので、よろしくお願いします。
 平成26年、天売高校は創立60周年を迎えます。昨年までに社会に送り出した卒業生の数は、417名。都市部の大規模校であれば1・2年で送り出してしまうものです。しかし、この長い年月をかけて送り出してきた卒業生の母校への思いは、どの学校にもひけをとりません。本来であれば60周年は、記念誌のみの作成で式典を実施しない学校が多いのですが、島内に残る同窓生がこの小さな島の高校が60年も続いていることを喜び、島内を中心に記念式典を実施しようと、準備を進めてくれています。本当に有り難いことです。9月に行う式典は、羽幌町の支援を得て小さくとも心温まる事業となる筈です。
 また、平成26年度から、天売島という地域の特色を生かした新たな取り組みとして郷土学習である「天売学」を設置し、土曜授業として実施します。地域の教育力を活用し、生徒に郷土の自然・文化・産業等を学ぶ機会をつくり、生まれ育った郷土を知り、郷土を愛する心の育成を目指します。地域の方々と共につくりあげる「天売学」にご注目ください。
 今年は、教頭先生をはじめ4名の先生が赴任されました。昨年、横断幕「あなたを待っていました」「歓迎○○先生」での出迎えに感動していた鈴木教諭も、今年は自ら筆をとり作成した横断幕を持ち着任者を迎え、新たな出会いが始まりました。砂川、苫小牧、白糠、札幌とそれぞれの地域からここ天売に集った先生を含め12名のスタッフが揃い、いよいよ平成26年度がスタートしました。
 9日(水)は、60回目の入学式。入学生は昨年度と同じ2名です。今年も地域の方がたくさんお祝いに来校していただきました。緊張感の中にも心温まるお祝いの言葉や拍手で、素晴らしい式になりました。式辞の中で、新入生の2人に知識基盤型社会と言われる現代社会において、一生涯に渡って学習することが求められており、ここで、体系的な学習をし、生涯学習時代に対応できる基礎的な知識をしっかり学んでほしい。そして相撲界に習い、進学や就職などで社会に出る三年先を見据えて毎日を大切にし、学業と仕事そして部活動を成り立たせてほしいという意味で「三年先の稽古」という話をしました。
 昨年度より2名の生徒が増え、3年生4名、2年生2名とあわせ全校生徒8名となりました。この8名という生徒数は、ちょうど10年前50周年の時と同じで近年で一番多い数となりました。
 平成26年度、60年目を迎えた天売高校は、新入生2名、着任者4名と出会い、さらに新たな出会いを求め「天売でしかできない教育の実践と郷土愛にあふれる人材育成」を新スローガンに新たな取り組みを始め、魅力あふれる高校づくりを進めてまいりますので、今まで同様、皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。

【天売高校を振り返る】~page1 開校から5年間~
 創立60周年を迎えるにあたり、過去の記念誌を参考に天売高校の開校からを振り返りたいと思います。
 昭和28年:天売村村議会において、設置決議。焼尻高校が開校。
 昭和29年:10月1日開校。岩倉校長兼任(羽幌高校)。山田教諭着任。
 昭和30年:町村合併で町立高校となる。校章制定。村上・村端教諭着任。
 昭和31年:父母と教師の会が発足。富永教諭着任。
 昭和32年:田中主事、工藤・須田教諭着任。
 昭和33年:田中校長発令(専任)。島山・沼田教諭着任。第1回文化祭実施。11月3日第1回卒業式(20名)、3月15日第2回卒業式(6名)。
 設置が決議された28年には、島の運輸等の要である天売小型運輸株式会社も設立されました。開校当時は、校舎は天売中学校(富磯)に併置され、教諭1名と時間講師、教材教具もない中、向学心に燃える勤労青年が通っていたと記されています(10周年記念誌から)。33年には、待望の専任校長が発令、専任教員の数も増え学校としての形態が出来あがりました。また、この年には2回の卒業式を行い数多くの卒業生を送り出しています。天売座での文化祭様子を写真で見ると、今ではなかなか見ることのできない学生帽を被った生徒の様子が見ることができました。

IMG_5516.JPG寒河江先生着任IMG_5639.JPG荒木教頭・土井先生着任IMG_5656.JPG山田先生着任





IMG_5792.JPG入学式1IMG_5821.JPG入学式2






文化祭(天売座).jpg文化祭(天売座)
焼尻高校との交歓試合.jpg焼尻高校との交歓試合

おまけの独り言

最近はまっているもの

yjvideo.jpgテレビ体操  最近はまっているものがあります。それは、テレビ体操(ラジオ体操のテレビ版)です。皆さんも小学生の頃夏休みに早起きして公園などに集まってラジオ体操を行った経験があると思います。首から下げたカードが、印で埋まっていくのが楽しみでした。歳とともに体がなまってきたのでウォーキングを始めましたが、帰る時間が遅いので夜のウォーキングはなかなか寂しい。そこで始めたのがテレビ体操。朝の10分間、いい運動になります。徐々にひどかった肩こりも良くなり、体操が癖になってきています。皆さんも是非どうぞ。
 今回もたわいのない独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。

【The soliloquy of the black rabbit of Teuri】


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