校長通信 ウニ町diary
ページ18☆5名の成長を感じた第60回天高祭!生活体験発表全道大会出場決定!
早いもので9月も終わりが近づき、まもなくフェリー運航が一日一便となる10月を迎えます。今年の7月と8月は、フェリーが欠航した日が一日もありませんでした。ただ週末の天候が悪い日が多く、観光客の足もやや鈍かったように思います。
9月2日(土)は、北海道ベースボールアカデミーの方々を迎え、体協ソフトボール大会が開催されました。天売島の野球好きな子ども達にとって大人数で野球を楽しむという経験は日頃叶わないことであり、北海道ベースボールアカデミーの方々と一緒に夢中になってボールを追いかけていました。本校の生徒は選手としてだけではなく、大会運営スタッフとしてもしっかりと取り組んでいました。
9月5日(火)は、高校生レストランの仕掛け人で有名な岸川政之氏が来校されました。岸川さんから高校生レストランの実現までに至った経緯や現在取り組んでいるSBP(ソーシャル・ビジネス・プロジェクト)についての話をしていただき、生徒達は大いに刺激を受けていました。生徒達は「高校生としてできる天売島のPR」についてのアドバイスをもらい、今後も引き続き岸川さんとつながっていきたいと話していました。
9月16日(土)、17日(日)は、本校の一大行事である第60回天高祭が開催されました。昨年度よりオープンスクールを兼ねた学校祭見学会も同時に実施しています。
事前の予定では、島外から4組の方々が参加希望されていたのですが、生憎の台風18号接近と重なり残念ながら3組の方が参加を断念されました。離島においては気象条件が何より大きく影響してしまいます。
今後あらためて学校説明は可能ですので、学校及び羽幌町教育委員会の方へ連絡いただければ対応しますので、よろしくお願いいたします。
今年の天高祭は、生徒達が新しい取組にチャレンジし、前例踏襲ではない自分達のカラーを前面に出そうと努力していました。5名の生徒が一人何役も担当しながら、準備に奔走していました。そんな生徒たちのために私達教職員も頑張るしかありません。
教職員のステージ発表は、最後まで生徒に何をやるのかを隠しながら秘密練習に励みました。私が新米教師の頃、当時の校長に言われた「教育はどれだけ子ども達に感動と刺激を与えられるかだ。」と言う言葉を思い出しました。教師が端で見ていて、生徒に頑張れと言っても響きません。教職員も一生懸命にやりました。一生懸命にやらなければ生徒にも観客にも感動を与えられません。天売島の住民の皆さんの目は肥えています。
すべて終了して、観客の皆さんもいなくなったところで円陣を組み、一人ずつここまでの思いを述べました。涙を流して達成感を口にした生徒の顔は輝いていました。入学した時から比べてこんなにも成長したんだと嬉しく思いました。天高生よく頑張りました。
9月27日(水)は、滝川市で開催された生活体験発表大会支部大会に本校代表の2名が参加しました。私も応援に行ってきました。
結果は、三浦玲奈(2年)が「後悔しないために」という演題で見事に最優秀賞を受賞しました。そして10月24日(火)に札幌市で開催される全道大会に支部代表として出場することになりました。もう一人の木村研太(1年)の発表も堂々としていて立派でした。
2名の発表には共通していたことがあります。天売高校に入学するまでに悩んだことや不安があったことを正直に話していました。そして入学して出会った同級生や島の人たちの優しさや包容力のお陰で今は後悔することなく、天売高校に入学して良かったと言ってくれていたことです。
私達にとってこの言葉はこの上ない喜びです。全道大会へももちろん応援に行きたいと思います。
最優秀賞のカップに結ばれているリボンには、天売高校の先輩方の名前が数多くありました。脈々と続いている天売高校の伝統を実感しました。
早いもので前期が終了しました。前期終業式では、いよいよ自分の進路を見据える時期であるという話が教務部、生徒指導部の先生方からありました。高校生活の早さは、まさしく今回の天高祭のテーマでもあった「Time flies(日々の短さ、時の早さ)」です。
体協ソフトボール大会
岸川さんの講演
天高祭①
天高祭②
天高祭③
天高祭④
生活体験発表大会支部大会①
生活体験発表大会支部大会②
前期終業式