校長通信 ウニ町diary
ページ1☆チーム天売発進
全国的にも注目の海鳥の楽園である天売島の歴史ある天売高校に赴任して、あっという間の2ケ月が経過しました。生徒たちは、学校を休むことなく仕事と学校生活を両立させて頑張っています。そして生徒たちを温かくしっかりと支えてくれている教職員の情熱には、いつも心洗われる思いで、教育の原点を思い出させてくれる日々です。山田洋次監督の映画の一場面を見ているような感覚になることが頻繁にあります。本当に天売高校に赴任できて良かったと思っています。
これから不定期ではありますが、学校の出来事や島の様子、そして個人的に感じたことなどを思いのままに発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今年度、本校には3名の生徒が入学しました。募集地域を全国に広げてから迎える初めての生徒で、新入生のうち1名は東京都、1名は札幌市からやってきました。マスコミにも取り上げられ、注目度も高いのですが2名とも浮かれることなく自分をしっかりと持っている生徒です。そのような生徒だからこそ、親元を離れて強い意志のもと天売島での生活を頑張ってやっていけるのだと思います。受け入れてくださっているPTA会長さんや島内出身の同級生や上級生の温かさ。そして島民の方々の全面的な応援を強く感じています。将来、天売高校で学んだ島外生が卒業後一度外で学んで資格等を身に付けて、再び天売島で働いてくれる姿を思い描いたりしています。
校長通信のタイトルは、映画「海街diary」を意識して「ウニ町diary」にしました。天売島のウニは日本一の品質を自負する活ウニで天売高校の水産実習では大評判のウニの缶詰作りもしています。毎年7月には、「天売うにまつり」が開催され最盛期のウニを格安で堪能することができます。是非ともその時期に来島して天売島を身近に感じて欲しいと思います。今年は7月23日(土)と24日(日)が開催予定日となっています。
夜間定時制の高校である天売高校は、創立62年目を迎えた地域にとって大切にされてきた高校です。生徒は昼間それぞれの職場で働いて、夕方16時30分からの授業に出るために16時頃には登校してきます。全教職員が校門で出迎え、下校する22時には玄関で見送ります。現在5名の全生徒が3年間で卒業できる「3修一般コース」を選んでいます。 昨年度から道内及び全国の中学校へ本校の学校案内を羽幌町教育委員会を中心に積極的に行っており、2年目の今年度は学校訪問等の反響が昨年とは違うとの報告があります。
地域の学校である天売高校のために私たち教職員一同は、今まで以上に結束して「チーム天売」として目の前の生徒たちをしっかりと受け止めて、共に成長していきたいと思います。
先日5月29日(日)に岩見沢市で開催された定通体連バドミントン地区大会に5名の生徒が全員出場し、男女共に優勝しました。全員が4位以上に入賞し、3名の生徒が6月18日(土)~19日(日)に小樽市で開催される全道大会へ出場します。全教職員で応援に行き、生徒の頑張りと成長を目の当たりにしてきました。小さな高校の大きな挑戦を「チーム天売」一丸となって進めていきたいと思います。どうぞ天売高校に熱い応援をよろしくお願いします。
対面式(定番SHOW)
対面式(ミニバレー)
天売学「天売の自然Ⅱ」(バードウォッチング)
3年生野上君
3年生泉谷君
1年生菅原さん
1年生三浦さん
1年生宮地君