ウニ町diaryページ14 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

校長通信 ウニ町diary

ページ14☆仕事との両立に励む天高生

 5月も終わりを迎え、いよいよ本格的な天売島の観光シーズンがやってきました。先日久しぶりに島内を徒歩で一周しました。黒崎海岸では多数のウミネコが繁殖のためにやってきていました。昨年はあまり見なかった風景で、長く天売島で暮らしている方も繁殖地として黒崎海岸にウミネコが集まってくることは記憶にないと言っていました。繁殖地の条件としては天敵がいないことですが、過去に多くいたノラネコが地域住民と愛護団体と行政が協力して取り組んでいるノラネコを放置せずに馴化させて飼い主を募るという「天売猫」の取組によって確実に減ってきていることも一因ではないでしょうか。海鳥も猫も大切にしたいとの思いで始められた「天売猫」の取組は先進的であり、全国的にも注目されているところです。それでもヒナを虎視眈々とカラスやカモメが狙っており、無事にヒナが孵っていくことを願わずにはいられません。カラスがウトウのヒナをくわえている姿を見ることもあり、天売島で繰り広げられる自然界の厳しさを感じさせる一場面です。

 天売高校の生徒達は、日常の高校生活とそれぞれの職場での生活の両立に励んでおります。くじけそうな時もあるなかで、私達教職員はもちろんですが、彼らを支援してくださる多くの方々が我が子のように心配してくれたり励ましてくれています。地域の教育力が何よりも天売高校の追い風となっています。
 自分に置き換えてみたときに、16時から22時近くまで学校で学び、翌日7時には職場に出掛ける生活が出来たでしょうか。天売高校の生徒達は働きながら学ぶ高校生を頑張ってやっています。彼らの進路目標の多くが上級学校への進学です。
 私達教員は、生徒一人一人の「わかる」を実感させ、なおかつ高校生としての学力を身につけさせていく役割を果たさなければなりません。そのことを自覚している教師集団も心強い限りです。

 ここまでの振り返りと今後の行事ですが、赤ガレイの燻製づくりの水産実習が終わりました。次はタコの燻製づくりの水産実習です。
 天売学の1回目は「天売の観光」について羽幌町観光協会天売支部長の佐賀大一さんから「天売うに祭り」の歴史と現状を講義していただきました。生徒達はさらに盛り上げるための企画を考えました。次回の天売学は「天売の歴史」を学びます。
 公開授業週間では、天売小中学校の教員、地域住民の方達が私達の授業を参観に来てくれました。「迫力のある授業でした」という感想は何よりも授業が大切であることを再認識できました。
 前期中間考査が終わり、次は深川市で開催される定通体連バドミントン地区大会に参加します。全道大会出場に向けて放課後や休日に練習を重ねており、初心者であった2年生がめきめきと上達していますので、全道大会出場は夢ではありません。
 帰ってきたら「島民大運動会」があり、運営業務で生徒達は活躍します。その後は、郷土の祭典と定通体連の全道大会が同日日程であり、先生方は天売島の祭典で御輿を担ぐ方に残るのか全道大会へ行くのかを調整しなければなりません。
 その後、今年は宿泊研修が深川市で行われます。全校生徒が離島するのですが、残念なことに同日日程で歌手の南こうせつさんがNHKテレビのロケで来島することになりました。本来であれば生徒達との交流や南こうせつさんの歌声を聴きたかったところですが、宿泊研修の日程変更はできませんでした。

 忙しくも賑やかな天売高校の日々です。今年も「天高祭」では大いに盛り上がりたいと今から準備を進めているところです。次号でも、天売島の様子や生徒達の頑張りを報告したいと思います。ぜひとも天売島に足をお運びください。お待ちしております。

IMG_20170526_0001.jpg天売猫だよりDSCN0451.JPG働いている様子IMG_7003.JPG授業の様子IMG_7921.JPG水産実習「赤ガレイ燻製」IMG_8904.JPG天売学「観光」IMG_9477.JPG男子準優勝 2年宮地君IMG_9480.JPG女子優勝 2年三浦さんIMG_9483.JPG女子準優勝 2年菅原さんIMG_9490.JPG集合写真