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北海道天売高等学校 定時制普通科

校長通信 ウニ町diary

ページ8☆「つくろう!天売の名産品」全道水産クラブ研究発表大会で努力賞受賞!

 11月に入り、雪の便りも例年より早く訪れ、天売島の冬が足早にやってきました。久しぶりの道北での生活ですが、強風で時化(しけ)ている日本海の荒波から「波の花」と呼ばれる白い泡が勢いよく道路に飛んできます。この時期はこまめに洗車しなければ塩害で車は錆びてしまいます。走行距離25万Kmの愛車もまだまだ頑張ってもらうために、羽幌の車庫にしまう前には洗車しています。

 11月9日に道東の厚岸翔洋高等学校で開催された全道水産クラブ研究発表大会に天売高校も参加してきました。全道で水産に関する学科のある高校3校と天売高校の計4校が出場しました。発表グループは10グループあり、その中で本校は努力賞をいただきました。
 天売高校の発表テーマは「つくろう!天売の名産品」でした。豊富で新鮮な天売の魚介類を使って新しい名産品ができないかということで、ガヤ(正式名エゾメバル)やハチガラ(正式名ムラソイ)といった島民に馴染み深い白身魚のほか、地場のホタテなどを使って「さつま揚げ」をつくりあげるまでの研究成果を発表しました。
 試作品を島民の方20名に試食をお願いし、味と食感の2項目について5段階で評価していただき、改善方法等も助言してもらいました。
 研究のまとめとして次のようなことがあげられました。
①年中獲れるガヤやハチガラを使えば、色味・食感ともにタラなどに劣らない、美味しいさつま揚げを秋冬以外にも食べることができることがわかった。
②天売で獲れる新鮮で美味しいホタテを使うことで、プラス・アルファの味にすることが できた。
③今まで捨てていたタコの漏斗(ろうと)(タコの頭にある水を噴射して移動する際に使う部分)の新しい活用方法を見いだすことができた。
④試食の機会は、天売島の方との良い交流の場となった。
 当日発表した生徒は、明瞭な声で堂々の発表態度でした。普通科でありながら伝統ある水産実習等で日々活動している天売高校ならではの発表成果でした。次年度は、小樽水産高校で開催予定です。今年度の経験をもとに、さらに研究を発展させていくことを大いに期待したいと思います。

 今年度最後の水産実習である「サケの缶詰づくり」が終了しました。3年生2名にとっては天売高校での最後の水産実習となりました。水産クラブの活動もそうですが、3年生2名のリーダーシップが原動力となり、天売高校のあらゆる活動を成功に導いてくれました。思いやりに溢れ、後輩の面倒見の良い3年生は自慢の生徒です。まもなく進路先も決定します。天売高校が魅力ある高校であるのは、昼間働きながら人との関わりを経験することで、コミュニケーション能力を身に付け、思いやりを持った人間に育っていくことが大きいように思います。まさしく育てたい生徒像が天売高校にはあります。

IMG_3945.jpg冬の天売島DSC_0717.JPG全道水産クラブ①DSC_0749.JPG全道水産クラブ②IMG_3648.JPGさけ缶詰実習

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