校長「後期始業式挨拶」
学期間休業も終わり、今日から後期がはじまります。
道民球団である日本ハムファイターズがパリーグ優勝を決め、コンサドーレ札幌もJ2優勝が濃厚でJ1昇格が確実視されています。スポーツ界においては北海道に嬉しいニュースが続いていますが、先の台風の被害を受けた上川、十勝地方では農作物の深刻な被害で大変な思いをしている方もおります。10月に入りフェリー運航は1便となり、天売島では秋から冬への厳しい季節を迎える時期となります。気持ち的に暗くなりそうなところですが、「冬来たりなば春遠からじ」ということわざもあります。後期はじっくりと自分を見つめ直し、力をつけていくことに励んで欲しいと思います。3年生は進路実現に向けての最終段階を迎えます。ぜひとも有終の美を飾って欲しいと思います。1年生は3年生からバトンを引継ぎ、本校のリーダーとして活躍することを大いに期待しています。
さて後期始業式にあたり、皆さんに「凡事徹底」という言葉についてお話しします。当たり前のことを当たり前にやることが大切であるという意味で捉えている方が多いと思いますが、本当の意味は当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命にやるという意味なのです。ビジネスマンとして結果を出していくためには、難しい業務をこなせる人が凄いという認識がありますが、ビジネス分野で起こることの大半は実は難しいことではなく簡単なことの積み重ねであることがほとんどだそうです。そのような世界で、そこそこほどほどにやっている者と一つ一つの行動に徹底的にこだわってやっている者の差が大きいということなのです。皆さんはすでに日々働いていますからこのことは理解できると思います。
平凡なことを徹底してやると、平凡な中から生まれてくる非凡が、いつかは人を感動させることができ、成果に結びつく極意であるということです。このことが「凡事徹底」の本当の意味であり、お互いに実践していきたいものだと思いました。
さあ、後期のスタートです。日常の生活の積み重ねの中で「凡事徹底」を意識しながらやっていきませんか。物事の見方や意識を少し変えるだけで、日々の生活が前向きに進んでいくはずです。
後期も皆さんの活躍に期待します。
以上、挨拶とします。