2010年7月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2010.7「サフォーク求めて焼尻島」

 先日、3回目の「焼尻めん羊まつり」ツアーを敢行した。天気は曇り空であったが、かんかん照りよりもしのぎやすく、絶好のハイキング日和。新任のW先生と生後5ヶ月になるS先生の息子R君は初めての焼尻ツアー参加。W先生は普段、天売で乗り回しているバイク(自転車)をフェリーに詰め込み大ハッスル。ターミナルで天売小中学校の先生達と遭遇する。毎年行っている職員旅行、今年は焼尻との事。高速船に乗り15分で焼尻港に到着し、早速180g、1,400円也の高級サフォーク肉を購入。「去年より200円安くなったのでお買い得!」とは言うけれど、やはり口に入るのは気持ち程度。小中学校の先生達と隣り合わせで大いに盛り上がり、恒例のカラオケ大会。まずは本校の専属歌手M教諭に職務命令で一曲披露。それに対抗して小中学校のT教諭が渋く演歌を披露。続いて、夏場に海鳥の研究で天売に滞在する学生さんがエグザイル。天売の連中が舞台を占有してしまった。カラオケで盛り上がった後、メインの島内巡りハイキング。オンコの原生林を抜け、牧草畑を縦断する1本道を進み、天売島が見える突端まで行くと左右に分かれる道がある。一昨年は右へ回り、旧焼尻高校跡方面。昨年は左へ回り、白浜海岸方面。今年は右を旋回し、最後の締めはチャイ(オリジナルスパイス紅茶)のおいしいアンチークな唯一の喫茶店で喉を潤し、ツアーを終了した。
以下、今回、初参加のW先生の感想である。
「1年で最も焼尻島が暑くなる日、めん羊まつり。まず、サフォーク肉にびっくり!めったに食べられないおいしさ。そしてカラオケへ。曇り空を吹き飛ばすような盛り上がりでした。札幌から天売島に赴任して、ここに来るのは2度目。形も大きさも似たような2島ですが随分と違うものだなと感じました。ウトウやオロロン鳥など他では見られない海鳥の楽園でそれほど高い木が見られない天売島に対して、うっそうとしたオンコの原生林とその中で風雪に耐え不思議な形で成長した木々の美しさは中に入ってみると何とも神秘的。丘陵に広がる牧草地で草を食むめん羊達やきれいな花を見ているとヨーロッパを思い出させる風景です。都会には見られない自然の美しさと人の温かさを満喫した1日でした。」

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