2010年2月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2010.2「至福の一日」

  対面式に始まり、予餞会で終わる本校の生徒会行事。生徒同士のふれあいに始まり、ふれあいで終わる。今年も感動的な予餞会が行われ無事終了した。心温まるはなむけを贈られる卒業生は1名。最初のはなむけは、お食事会。在校生が作ったお好み焼きで腹を満たす。今年は、保護者からも手作りのお菓子が差し入れされ、豪勢なお膳となった。続いて、在校生、卒業生がそれぞれ計画したゲームで、生徒・先生が入り乱れ、一気に盛り上がる。そして、クライマックスのお別れの言葉。まずは、旧職員からのビデオレター。1月に現旧職員の交流会があり、その宴席からハイテンションな激励の言葉をいただいた。どうもありがとうございました。続いて、各先生からの贈る言葉。圧巻は担任のO先生。新採用で天売に赴任したO先生は、すぐに卒業生の担任となり、二人三脚で3年間を過ごしてきた。まるで兄弟のように。学校祭など、ことあるごとに涙する感動人間。ビデオレターが始まるやいなや、鼻水をすする音。よく見ると、用意の良いことに手元にティッシュボックスが置いてある。自分の番になり、卒業生の前に立つと涙声になり、何を話しているかよく分からないが、気持ちは良く伝わってきた。本当にご苦労さんでした。続いて、生徒が贈る言葉。生徒は物心がついた頃から、本当の兄弟のように良く遊び、学び、共に生きてきた。生徒一人ひとりの言葉には、純粋な惜別の情が表れており、聞いている私たちの心にさわやかに染みてくる。そして、卒業生のお礼の言葉があり、最後のはなむけは、胴上げ。宙に舞う卒業生の顔は満面の笑みであった。なんと幸せなひとときであろうか。
 卒業生を玄関で見送り、第2弾。引き続き「出産を祝う会」を我が家で開催。昨年4月に赴任したS先生の長男が誕生し、みんなで祝杯をあげる。出産時の様子や名前の由来などの話で盛り上がる。宴が佳境に入った頃、突然、「ここで、誕生を祝い、ケーキを用意しましたので」との声がかかり、電気が消された。ロウソクがともったケーキがなぜか、私の前に置かれた。出産祝いにケーキとは、と思いつつ飾りのプレートをよく見ると「校長先生、誕生日おめでとう」と書かれている。電気がつき、突然のバースディソング。そう言えば、今日は私の誕生日であった。なんと心憎いことを・・・。「誕生祝いなんて久しぶりだなあ」と思わず叫ぶと、妻ににらまれた。予餞会に出産祝い、そして、誕生会と一日でこんなに幸せを感じるなんて・・・もう、最高!

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