2009年8月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2009.8「8月はやっぱり、天売ウニまつり」

 日本一の味覚「天売ウニまつり」が8月1、2日の両日、天売港で開かれた。一昨年が台風で中止、そして、昨年が悪天候で一日のみ。今年も天候不順のため開催が心配されていたが、両日とも晴天とは言えないものの、風雨に襲われることなく無事行われた。当然、天売高校サポート隊(?)はスタッフとして参加。売り場の華、「ウニ」と「海鮮セット」の販売部門を任される。離島ブームが去り、悪天候、不景気、土日高速料金一律千円などの影響を受け、観光客はかなりの落ち込みを見せている。「せめて2日間は島が沈むほど、観光客の波が押し寄せて欲しい」と観光協会の会長さん。1日の午前11時に模擬店オープン、1個百円の激安の特大活ウニが順調に売りさばかれる。昼の便が到着すると、これまで見たことのない数の観光客がタラップを降りてくる。胸がわくわく、心が躍る。発泡箱に詰めたお土産用殻付きウニパックも飛ぶように売れ始める。バーベキュー用の焼台からの美味しそうな匂いが鼻をつく。ステージからは島にぴったりの津軽三味線の音色が聞こえてくる。お祭り気分も最高潮。ついつい、手には黄金色の飲み物が、おぉ快感!お土産用ウニパックが完売し、午後5時にクローズ。一端家に帰って、水浸しになった服を着替えて夜の部に臨む。天売が誇る「高校生バンド」のステージ演奏で盛り上がり、花火大会が始まる。不況の影響で全国各地の花火大会が中止になっていた。正直、天売の花火大会にはそう期待していなかったが、予想を超える一大ページェントとなり、思わず拍手と歓声が沸き起こる。かくして一日目は無事終了。2日の朝方、雨の降る音で目が覚める。何とか雨はあがったものの、いつでも雨が降り出しそうな模様。しかし、模擬店オープンの午前9時頃から天気が回復し、まずまずの祭り日和。「天は天売を見捨てず」。一日目同様、客足も売れ行きも順調。販売終了時間を最終便の出発時間のギリギリまで延長してウニを売りさばく。フェリーが出航し、観光客を見送りながらの後片付け。訪れた多くの観光客が、ウニの味覚を十分堪能したことを確信して家路についた。「8月はやっぱり、天売ウニまつり」

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