2009年5月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2009.5「仲良き事は 美しき哉」

 あわただしい年度始めの行事もひと段落したので、春恒例の島巡りを行った。今年は先生方全員が参加。高校をスタート地点に時計回りに周囲約10キロのウォーキング。ぱっとしない天気が続いていたが、この日は上天気で絶好のハイキング日和。それでは、私達と一緒に天売観光巡りをして見ましょう。高校前を午前9時に出発し、ひたすら直進。この通りは、誰が名づけたか、銀座通。商店街(2軒)に研修センター、役場支所、消防分署、小中学校、郵便局など、島の主な機関が軒を並べている。出発してから約1キロで人家が途絶える。あとは焼尻島を背景にして、結構きつい勾配の坂が続く。レンタルの自動車、バイク、自転車があるが、自転車であれば電動機付をお勧めする。坂を上り詰めたところが島一番の観光名所の赤岩園地。矢じりのように尖った、奇岩の赤岩と透き通った海の青さとのコントラストは絶景である。天気が良ければ、はるか遠くに、利尻富士を見ることができる。この地域は海鳥ウトウの生息地(世界最大といわれている)になっており、5月に入ると繁殖の為、約40万羽も飛来する。夕方までは雛のえさを求めて、漁に出かけている為、巣はもぬけの殻。しかし、夜になると、さながらヒチコック監督の映画「鳥」の世界になる。赤岩を過ぎると左右に海を見渡すことができ、天売が島であることを実感する。約1キロほど歩くと、海鳥を観察する小屋があるが、今回はパス。道端にポイ捨ての空き缶などを拾いながらのウォーキングのため、予定の時間をオーバーしてしまった。アップダウンの道を進み、赤岩に次ぐ観光名所の観音岬へ。この地域はウミネコの生息地。5月を過ぎれば、見下ろす海が見えないほど、ウミネコが飛び交っている。対岸には丁度ハート型に地肌があらわになっている箇所があるので、「恋人岬」とでも改名したほうがロマンチックかも、と思うのは私だけか?ここを過ぎると、ひたすら下り道で港にたどり着く。到着時刻は丁度、お昼時。今回の楽しみの一つ、本日オープンする食堂での昼食会。島には2軒のお食事処があるが、観光シーズン限定のため、この日を待ちわびていた。思い思いの品を注文し、本日のウォーキングの反省会に花が咲く。そこへ、在校生のご家族が。「先生達って、ホント仲がいいねぇ~」。今年も楽しい一年になりそうだ!

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