2009年1月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2009.1「だから、言ったでしょ」

 年末は全道的に悪天候となり島での越年も覚悟していたが、何とか29日に離島し帰省する事ができた。久々にゆったりと実家で正月を送ることができ、多くの友人と旧交を温めることができた。友人と別れる際に、決まって「健康には十分気をつけろよ」と言われる。元来、健康には自信があるし、島にだって診療所があり、常駐の医師・看護師・事務職員が島民の生命・健康を守ってくれている。それに、いざとなれば公宅の目の前にはドクターヘリのヘリポートもある。だから、「全然、心配ないさ~!」と言って友人に手を振って分かれた。離島してから2週間ほどたち、いよいよ島に帰ることになったが、4・5日前から歯に痛みを感じていた。健康には自信があると先ほど述べたが、歯については小さい頃から治療・治療の連続で未治療の歯はほとんどない。いやな予感がしたが、今までも同じような症状があり、数日したら痛みがなくなったこともある。「まっ、何とかなるだろう。」と帰路に着いた。そして、フェリー出航の朝、旅館での朝食で歯に激痛が!でも、今日を逃すといつ島に帰れるか分からない。「まっ、とにかくフェリーに乗ろう」
 例年になく雪の少ない景色を眺めながら無事、公宅に到着。今回は妻を置いて私一人の帰島のため、荷物を整理し夕食の準備を始めようとしたが、歯の痛みが徐々に増しつつあった。夕食をおかゆにして、胃袋に押し流して早めに床に就いたが、「ズッキン、ズッキン」歯の痛みに耐えながら眠れぬまま朝を迎えた。早速、教頭さんに電話をして、羽幌の歯医者に行くことにした。(幸運だったのは、フェリーが出航したこと)診察の結果、歯の根元が化膿していた。膿を出したら気持ちよく痛みが遠のいて行った。久々に痛みから解放され、その夜はたっぷり温泉に浸かりぐっすり睡眠・・・とは行かず、夜中に何か顔に異常を感じたので、起きて鏡を見ると左半分がお多福の様に腫れ上がっていた。炎症を起こし、熱は持っているものの、痛みはないので思わず笑ってしまった。「この顔で帰れば、島中の話題提供になってしまう」と思いつつ、帰島。翌日、よりによっての大雪で、朝から顔を腫らしての除雪作業。疲れ果てて、家に入ったら妻から電話。「元気?」「実は・・・」「だから言ったでしょ。健康を過信していたら、いつか痛い目に遭うって」  う~ん、ぎゃふん、アウト!

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