2008年9月の日記 of 北海道天売高等学校

北海道天売高等学校 定時制普通科

2008.9「深い『絆』に結ばれて」

  9月20日・21日の両日、第51回目の学校祭(天高祭)が開催された。第1日目に屋台発表、二日目には芸能発表が行われ、天候にも恵まれ多くの島民の皆様が来校された。
2週間ほど前から連日連夜、生徒と先生が一体となって準備を進めてきた。とにかく全校生徒は7名、誰一人として手を抜くことが出来ない真剣な作業である。とにかく、生徒と先生の意気がぴたりと合い、絶妙なテンポで作業が進められ当日を迎えた。
 屋台発表では食事の提供、水産実習で製造したウニ缶とカレイ・タコ燻製の販売にフリーマーケットなどを実施。PTA・同窓会の皆様により、焼き鳥・焼きそば等の提供があったが、「ここは、俺たちにまかせとけ!」と、これには口や手を出す余地は一切なく、ただただ傍観あるのみ。本当に有り難い。感謝!感謝!
 芸能発表では生徒が舞台劇・映像劇にバンド演奏・和楽奏(太鼓・三味線・篠笛)・カラオケ、そして最後に天高ソーランの踊り、と持てる能力を全開パワー・フル回転での発表。先生達は全て裏方。会場係、進行係、音響係、舞台係、照明係と大忙し。「学校は生徒が主役、先生は脇役」の言葉通り、見事な連係プレーに「天売高校には教育の原点在り」と感じつつ、舞台を楽しんだ。ここでも、島民の皆様の芸がご披露された。バンド演奏・舞踊に仮装コミックカラオケ(?)と芸達者さんが舞台狭しとパフォーマンス。さながら、「天売島大芸能大会」の様相を呈しながら、約3時間の興業を終演した。閉会式の後、恒例の生徒と先生による踊り、「天高ソーラン」。当然、私も参加。練習で持病の腰痛が悪化し、本番でまともに踊れるかどうか不安であったが、不思議なもので踊り始めると全然、痛みを感じない。「病は気から」とは、この事か?踊り終えた後に、汗が噴き出す爽快感を久々に味わった。そして、島民を玄関で見送った後、最後の締めは担当教員の涙で終わると言うドラマチックな天高祭は感動の内に幕を閉じた。
今年のテーマは「天売メモリアルサミット~絆~」。二日間の天高祭を通して、天売高校と島民の皆様が、更に深い「絆」で結ばれたことを確信して、満足感に浸りながら家路についた。

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