№２１　☆平成最後の年。一年間ありがとう！☆

　天売島の雪解けも早く、もうすっかり小春日和です。海鳥も多く天売島に戻ってきています。魅力あふれる素敵な季節がもうそこまで来ています。
　私にとってはあっという間の一年でした。フェリーの往来にもすっかり慣れ、酔い止めも必要なくなりました。島民の方々にはとても良くしていただいております。８ウニも今年一年間で大きく成長してくれました。全道、全国に生徒募集を始め最初の卒業生（３ウニ）も無事に送り出すことができました。これも保護者、地域の方のご支援、ご協力や先生方の頑張りのお陰です。有り難うございました。次年度も地域に根ざした学校として今年以上に魅力ある学校づくりに努めて参ります。
　３月２２日（金）後期終業式、離任式が行われました。島では、ここに来てインフルエンザＢ型が流行し、なんと在校生５ウニ中２ウニが罹ってしまいました。生徒３ウニだけの多少寂しい式になってしまいましたが、彼らには、この一年間で逞しく成長してくれたこと、一人も欠けることなく仕事と勉強を両立できていること、４月からは後輩もできるので、先輩としての自覚を持ち手本となるよう努力すること、また、新たな目標を立てて実現に向け頑張るようエールを送りました。
　離任式では、今年は教職員９名中、半数近い４名の先生方が天売高校を去ることになりました。学校としては大きな損失ですが仕方がありません。転出された先生方には天売高校の魅力あふれる特色ある学校づくりにとても尽力していただきました。
　水産実習では一緒に鮭・カレイ・タコをさばき、ウニを剥きましたね。天売体育協会主催の大会では企画から運営、そして選手として活躍してくれましたね。地域の祭典では神輿を担ぎ、うに祭りでは販売に協力してくれましたね。クリーン作戦では清掃ボランティアに参加してくれましたね。天高祭では、天売太鼓の演奏や天高ソーランで共に汗をかいて踊ってくれましたね。
　天売島でなければ経験・体験できない様々なことに取り組んでいただきました。長い教員生活の中でとても貴重な経験をされたと思います。宝物にしてください。天売高校のため、生徒のため、島の発展のために有り難うございました。
　次の学校でも大いにご活躍ください。

　校長としての第一歩を天売高校で務めさせていただいております。校長通信『生徒全員主人公　８ウニだより』で天売高校のこと、生徒のことがうまく伝わっていたでしょうか？
　次年度も天売でしかできない魅力あふれる教育活動を実践しながら、学校の様子、生徒の様子を発信していきます。天売高校への応援、よろしくお願いいたします。