北海道天売高等学校 定時制普通科

☆校長通信 『生徒全員主人公 10ウニだより』☆

№39 ☆今年度は生徒(10ウニ)と教職員(12名)で頑張ります!☆

  今年度は新型コロナウィルス感染症の影響で臨時休校が続き、6月1日より、通常授業が開始されました。早速、6月2日(火)・3日(水)に水産実習(タコ燻製)を実施しました。
 4月に島外から来た新1年生(3名)、着任された先生方(4名)を迎えての新たな船出となりました。新年度早々に全道の全ての高校が臨時休校になり、授業・行事等ができずウニたちの活躍の場が自室での自学自習となっていました。分散登校にて元気で笑顔な姿を見ることで私たち教職員は生徒たちより大きな力をもらいました。
 さて、本年度最初の水産実習は、事前の準備として全先生で水産共同作業所・水産実習室の清掃を行いました。先生たちも全員主人公です。そして、6月2日(火)の作業は初めに煮タコ頭部の処理(①はく皮、②2枚おろし、③水管除去、④ぬめりとり、⑤細切り、⑥水洗い)を行いました。作業時間は1時間半を超えましたが、誰一人だれることなく作業に取り組んでいました。3年生は慣れた手つきでスピーディーな作業、2年生はていねいな作業、1年生は先輩からの助言によりすぐにできるようになりました。全員が主体的に取り組んでいる姿はまさに「生徒全員主人公」でした。
 そんな作業中に、生徒から問題定義がありました。処理の中で出ている廃棄物について「食品ロス」であると。確かにすばらしい発見です。是非とも「では、どうすれば食品ロスを解消できるか?」を考えて、「水産意見・体験発表会」や「水産クラブ研究発表会」で発表してほしいと感じました。
 給食後に重量を図り調味料を配合し調味料漬けを行ない本日の作業を終了しました。
 6月3日(水)はタコを網にのせ燻製室に入れて風乾をし、清掃を行いました。
 生徒が自ら進んで作業に取り組み、疑問点を確認し創意工夫している姿に驚きと共に生き生きとした生徒全員の姿に感動しました。
 次の水産実習は「ウニ缶詰」です。ウニたちの活躍に期待しています。



水産実習①水産実習②水産実習③