北海道天売高等学校 定時制普通科

☆校長通信 『生徒全員主人公 9ウニだより』☆

№37 ☆無事に3年生(2ウニ)が卒業しました!☆

 ☆無事に3年生(2ウニ)が卒業しました!☆
 3月に入りました。天売島はすっかり春の陽気です。越冬していた野鳥も徐々に戻ってきています。今年は本当に雪が少なかったですね。しかし一方では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、小さな天売高校でもその対応に追われております。辛うじて、2月の予餞会は無事に執り行うことができました。例年通り3年生の2ウニと担任入場の後、校長挨拶、続いて生徒会長挨拶と行い、最初にお食事会を行いました。会が始まる2~3時間前から1・2年の7ウニたちが“スペシャルお好み焼き”を人数分用意してくれました。焼き加減はまちまちでしたがそれなりに愛情がこもっており9ウニ・教員等で談笑しながら美味しくいただきました。レクも2部構成で第1部は1・2年生企画のジェスチャーゲームと定番ショーです。大いに楽しみ盛り上がりました。第2部は3年生企画の難問クイズです、難解な問題が多く私は歯が立ちませんでした。次に3年間の思い出のスライドショーを上映し入学式の初々しい顔や水産実習、島民運動会、うにまつり、宿泊研修、見学旅行、天高祭など3年生2人の成長ぶりがよく分かりました。その後、卒業生に記念品贈呈と在校生7ウニからのメッセージ(苦笑する場面や、ウルッと(涙)くる場面も多くありました)。トリは3年生2ウニからのメッセージです。島での思いや、後輩たちに託す事、アドバイスなど感動的でした。
最後に生徒・教員全員での記念写真撮影。卒業生退場ではアーチをつくって2ウニ・担任を送りました。昨年に引き続き、とても温かく優しい予餞会でした。卒業する2ウニたちの胃袋にも記憶にもしっかりと残ったことでしょうね。
 3月2日(月)式次第も大幅に変更し、来賓・島民の方の参列も辞退願い、ウイルス感染予防も行う中で第61回卒業証書授与式をささやかに執り行いました。主役の3年生2ウニたちを送り出す門出です。派手さは全くありませんが、思い出に残る、「天売に来て本当に良かった」と言ってもらえる卒業式になったとは思います。式辞では、私の2ウニに対する思いを述べさせてもらいました(式辞別紙参照)。
 天売高校が全道・全国に生徒募集を広げての2回目の卒業生です。学生寮「天光寮」の第1期生です。親元を離れて慣れない島での生活、働きながらの高校生活は決して楽ではなかったでしょう。辛いこと悲しいこと、逃げ出したいことなどあったはずです。しかし今年の卒業生2ウニ、昨年の卒業生3ウニたちが、それらに打ち勝って、頑張ってくれたおかげで毎年、新入生を迎えることができています。後輩たちはみな「先輩たちのおかげで今の自分たちがある。先輩たちの背中を見て自分たちも成長している」とうれしいことを言ってくれます。後輩たちの良き手本となってくれましたね。
 4月からは、それぞれ別の大学生活がスタートですね。とにかく健康には気をつけて、友達を沢山つくって、自分の大きな夢、目標に向かってこれからも努力してください。
「努力できることが才能」ですよ。
 卒業おめでとう!

予餞会①予餞会②予餞会③
卒業式①卒業式②卒業式③